どうも、元レン管理人です。更新が遅くなりました。
劇場版第5作目ですね。公開日は2001年4月21日。ではあらすじを。
あらすじ
コナンは、阿笠博士や少年探偵団と西多摩市でのキャンプの帰り道に、ツインタワービルの見物へ向かう。ツインタワービルへ向かう道中、30秒を当てるゲームを行うが、歩美がぴったり30秒を当てる。前日の夜に灰原が公衆電話で誰かに電話をかけている場面を目撃市ていた元太は彼女に相手を尋ねるが、電話なんかかけていないと否定される。ビルに到着すると、入口には小五郎、蘭、園子の姿があった。ツインタワービルのオーナー、常磐美緒は小五郎の大学の後輩であり、オープン前に特別に招待されていたのである。コナンたちは美緒の秘書・沢口ちなみと専務の原佳明にビルを案内してもらう。その後、富士山が一望できるA棟の最上階で美緒が出迎えを受け、パーティに出席する日本画の巨匠であり美緒の絵の先生でもある如月峰水、市議会議員の大木岩松、ビルの設計者風間英彦を紹介される。それぞれがビルからの景色を楽しんでいた頃、常磐財閥の社員二人からビルの玄関前にジンの愛車である黒のポルシェ356Aが停まっていたことを知ったコナンはすぐに追いかけるが間に合わない。コナンはなぜ黒の組織がこのビルへ来ていたのか考える。その夜、ビルにあるスイートルームの一室で大木が何者かに殺害される。遺体の横には2つに割られたお猪口が置かれていたのだった・・・
管理人ちょいコメ&小ネタ
この作品から黒の組織が劇場版作品に本格参戦してきます。ただ、原作と整合性がとれいていない箇所もあったりまだこのあたりの作品はTV版とはパラレルの世界?の話っぽい気がします。徐々に軌道修正が入り、今は完全に原作とリンクしています。さて、まずあらすじで気になった箇所といえばビルの設計者の風間英彦ですかね。この人森谷帝二の弟子なんですね。覚えていますか?森谷帝二は劇場版第1作目、時計じかけの摩天楼に登場する人物ですね。おお、じゃ爆破するのかと思ったそこのあなた!勘が鋭いですね、間違ってはいないとだけ今は申し上げておきましょう。
また10年後の仮想写真を作ってくれる機械がありましたね。コナンと灰原はエラーでしたが。あれはどこかで伏線回収してくるんですかね。ただここで10年後の写真が工藤新一で出てきていたら話がおわっちゃいますもんね、単純にその点を踏まえてエラーってだけだと思います。
そしてもう1つ。黒の組織のジンが乗っているポルシェ356A ですが、この車に関しては実在します。ポルシェ356Aは、ポルシェが1955年から1959年まで製造した車種で、ポルシェ356シリーズの一部です。ポルシェ356シリーズはポルシェが最初に生産した市販車で、ポルシェの名声を確立する重要なモデルとなりました。今買うと1000~2000万するそうです。高っ・・・
ちょっと長くなってしまいましたね、では次。
少年探偵団の捜査と灰原の孤独
コナンと少年探偵団は大木殺害事件の調査を始める。風間は取り調べに応じてくれたが、如月には警察のマネごとをするなと一喝されてしまう。翌日、新しいゲームの感想を聞かせてほしいと言われていた原のマンションを訪れるが、彼は既に何者かに殺害されていた。原の殺害現場にも割れたお猪口が置かれていたため、警察は連続殺人として捜査を進める。原はケーキを切り分けようとしていたところを犯人に襲われており、手には銀のナイフが握られていた。また死亡推定時刻は如月が少年探偵団と会っている時間帯だったため、如月のアリバイが成立する。警察は常磐財閥の関係者が相次いで殺されていることを鑑み、美緒にオープンパーティーの延期を要請するが、美緒は中止どころかコナンや少年探偵団までパーティの招待状を送る。
一方で、阿笠博士も灰原が夜中に何処かに電話をかけている場面を目撃する。阿笠は灰原に限って裏切るようなことはないと思うが、恐怖心が募り黒の組織へ寝返った可能性も否定できないとコナンに話す。だが実際に灰原が電話をかけていたのは、組織に殺害された姉・宮野明美が生前密かに借りていた部屋の電話番号だった。灰原は姉の留守番電話にわずかに残された声と会話をしていたのだ。灰原は自分には居場所がないと孤独感に苛まれるが、コナンはお前は独りじゃないと少年探偵団の面々を示す。灰原はツインタワービルのパーティに行く旨の録音はすぐ削除したが、運悪くジンとウォッカに隠れ家の居場所を突き止められ録音を聞かれてしまう。
管理人コメント
今作殺人事件と黒の組織パートが同時並行で進むのですが、殺人事件の犯人はこの時点で薄々わかってしまった人もいるのでは?前作と違って今作の事件はサブ的位置付けで黒の組織との絡みがメインになっている感があるのでどちらかというとアクション要素が強い作品なのかなと管理人的には思います。灰原のまだこのなんとも言えない闇みたいな部分は初期の頃によく見られた印象ですね。年数を重ねるにつれ段々暗い部分が取れていき、今では基本的にこういった暗い部分を全面に押し出すような描写はあまり見られなくなりました。そう考えて改めて公開日調べて見ると・・・・2001年・・・・今は2024年・・・10年ぐらいしか経ってる感じしないんですけどね、倍以上経ってましたわ。今高校生ぐらいの子ってもしかしてこの作品のとき生まれてないんですか!?怖。次行こ、次。
次なる殺人と迫りくる黒の組織の影
パーティのためにツインタワービルに向かう途中、コナンと灰原は今回の被害者や殺人犯が黒の組織の関係者である可能性について検討していると、園子が髪にウェーブをかけて現れる。コナンはその姿が元の姿の灰原に似ていることに気づく。パーティでは余興として、キャンプの帰りに暇つぶしにやっていた30秒当てゲームが催される。景品は展示されていたフォード・マスタングで、これを小五郎が偶然30秒ピタリで的中させる。続いて如月の富士山の絵を紹介するために照明が落とされるが、照明が再び点灯すると絵の前に美緒が吊るされており、その場で死亡が確認される。彼女のネックレスにはピアノ線につながったフックがつけられており、絵が下がるのとは逆に美緒がつり上げられる仕組みになっていた。またこの現場にも現場にお猪口が置かれていたが、今回は割られていなかった。
コナンはそれぞれの殺害現場に置かれていたお猪口の意味を解き明かし、犯人にたどり着く。その直後、黒の組織によって仕掛けられた爆弾が爆発し、地下の電気室と発電室、40階にあるトキワのメインコンピュータ室が爆破される。電源は破壊されたが、VIP専用の展望エレベーターは別電源で生きており、女性と老人のみがエレベーターで1階まで降り、それ以外の人間は非常階段で60回まで降り、連絡橋からB棟まで避難することになる。
コナンは蘭や園子と一緒に最後まで残るが、エレベーターで降りる途中、ジンが園子をシェリーだと勘違いし、狙撃しようとしていることに気づく。コナンが機転をきかせたおかげで銃弾を回避し、取り乱した園子を見てジンは人違いだったことに気づく。だが銃弾のせいでエレベーターが停止してしまう。エレベーターから脱出し、45階の連絡橋を渡ってB棟に避難しようとするが、避難する人々のなかにシェリーを確認できず、まだ上に残っていると考えたジンとウォッカは連絡橋を爆破し、2つの連絡橋が使えなくなるのと同時にコナンと蘭は連絡橋の前に取り残されてしまう。煙が周りに充満し始め逃げ場がなくなったコナンと蘭は消防用のホースを使って、飛び降りてぶら下がり、火元より下の階の窓から再度建物に突入し脱出に成功する。
管理人コメント&小ネタ
さあ、メインパートに突入してきましたね。管理人は正直殺人事件の犯人とかどうでもよくなってきました。今回はツインタワービル内からの脱出がメインになってくるのでこっちのアクションシーンが見所な気がするのは管理人だけでしょうか。
ここからは少し小ネタですが、小五郎が30秒ゲームで当てたフォード・マスタングですがこれも実在する車です。フォードはアメリカのメーカーですね。かなり最近の話になりますが、赤井秀一が現在乗っている車もフォード・マスタングです、タイプとかが違いますが。
そしてツインタワービルのモデルですが、これはマレーシアのペトロナスタワーだと言われています。他にも内装等を含め様々な建物をモデルにしているようですがメインはペトロナスタワーのようです。↓コレ。確かに似てるっちゃ似てる。
管理人はこういった何がモデルになっているのかとかを探すのが大好き人間なので、コナンの映画に限らず、いろんな映画でここどこやろ?とかやってます。管理人の映画の楽しみ方の1つです。
ということで次いってみましょう。
犯人の正体と取り残された探偵団
少年探偵団と、阿笠博士に監視を頼んだ人物の姿が見当たらず、コナンが探偵団に連絡を取ると、まだ60階の連絡橋の前だった。コナンはB棟からスケボーで連絡橋を飛び越える。スケートボードは落下して大破してしまったが、コナンは探偵団との合流に成功する。
コナンは警察に避難用のヘリコプターを頼む。元太、光彦、歩美の3人を先に屋上に行かせ、自身は灰原と一緒にパーティ会場へ戻る。そこには大木と美緒を殺害した犯人である如月がいた。美緒のネックレスは如月があらかじめ外れやすい細工をしたもので、照明が落ちた際にこのネックレスを外し、つけなおしてやる振りをしてフック付きの別のネックレスをつけたのだった。如月は原の殺人に関してはアリバイがあると主張したが、これは如月が原を殺害するために訪れたときには既に原は何者かに殺害された後であり、如月はこれを連続殺人事件に仕立てあげるためにお猪口を置き、自身が容疑から外れるためにおこなった偽装工作であった。原を殺害した犯人は黒の組織のジンであり、原は組織のメンバーだったのだった。如月の殺人の動機は富士山を描く画家として長年通い、3年前からは仕事場を兼ねた富士山を一望できる丘を丸ごと買って家を建てたが、それをツインタワービルの建設によって阻害されたことだった。割られたお猪口はビルで分断された富士山を表していたのだ。美緒の殺人の時は連続殺人であることを示すためお猪口は置いたが、富士山の絵を美緒の身体で真っ二つに遮っていたため割る必要がなかった。犯行を暴かれた如月は服毒自殺を図るが、コナンが麻酔銃で阻止する。
管理人コメント
まあ今回犯人はわかりやすかったですよね、それにしても60階の連絡橋からスケボーで飛び越えたコナン、スゴすぎですね。それもカット的に飛び越えて着地した所ギリギリすぎて今見ると管理人冷や汗。皆さん、スケートボードやったことあります?管理人は学生の時に少しかじったことがあるのですが、あれってちょっとスピード出しただけでも結構怖いんですよ、加えてあんなバランス安定しない板の上に乗ってるわけですから恐怖心倍増。ましてやターボエンジンなんてスケボーにつけたらどうなるんだっていう話です。
あとは原が実は黒の組織のメンバーだったということが判明しましたが、まあ原は殺されてしまいましたし、ここで詳しく説明するほどの人物ではないです。後々に影響してくる人物ではないのでああ、いたなぐらいの感覚でいいとおもいます。
組織の証拠隠滅と探偵団の脱出
警察のヘリコプターが屋上へ着陸しようとするが、組織による放火により阻まれる。コナンたちはパーティ会場で鎮火を待つつもりだったが、パーティ会場には大量の爆弾が仕込まれていた。ヘリポートの鎮火を待っている余裕はないため、コナンは展示してあったマスタングで、B棟の屋上にある、開閉式ドーム付きのプールへ飛び移る方法を思いつく。パーティ会場の広さでは飛び移るのに必要な速度まで加速ができないためコナンは爆風の勢いで速度を補おうと考えた。そのためには爆発と同時に窓の外へ飛び出す必要があったが、車に乗り込むとタイマーが見られない。そこで光彦がキャンプの帰りに正確に時間を当てた歩美に計測してもらうことを提案する。歩美はコナンが側にいればできるかもしれないと言う。灰原が30秒手前までタイマーを見ながら数字を数え、以後を歩みが引き継いで車に乗ることになったが。だが実行の際30秒を切って、歩美が数え始めても灰原は数字を数えるのをやめなかった。自身が犠牲になるつもりでこの方が正確だと言い放つ灰原に元太が駆けつけ強引に車に乗せる。眠ったままの如月も含めて計6人でタイミングよく窓から飛び出すが、その勢いで灰原が車の外に投げ出されてしまう。光彦が必死に灰原の手を掴むが、その先には装飾用の柱がありこのままでは柱に灰原がぶつかってしまう。コナンは歩美にかぶせていたヘルメットをキック力増強シューズを使って柱にぶつけて破壊し、全員無事に着水に成功する。
ジンとウォッカはシェリー(灰原)がパーティに来なかったと判断する。彼らの本来の目的は原の殺害と原がハッキングした組織のデータの破壊であったため、シェリーには執着せず、「楽しみは先にとっておくさ」と笑みを浮かべて去っていった。
灰原は光彦と元太に礼を述べ、歩美からコナンの側にいると心臓が高鳴り、その鼓動で時間がわかると言われたコナンに対しては「吉田さんを泣かせたら許さない」と冗談めかして言い、コナンを困らせる所で幕を閉じる。
管理人コメント
どこに行っても爆弾、爆発、爆弾、爆発。お前らどんだけ爆弾仕掛けてるんだよ・・・管理人は車の脱出もあの場にいたら正直やりたくないです。爆風にうまくのれなかったら、爆発で死ぬより痛いよ多分。灰原はあの状況で重力加速度について力説してましたが、あれは青山先生たちで実際に合ってるか検証したらしいですね。さすがです。今回はツインタワービルでのアクションシーンのインパクトが強すぎて殺人事件の真相とか頭に入ってこないですし、ヘルメット蹴って柱破壊するシーンとかヤバいだろ威力が・・・でもこういうぶっ飛んだやつ結構管理人好きです。世の中ありえないことはおこるものさ。
まとめ
皆さんはどうでしたか?今回の作品は管理人的には推理3:アクション7ぐらいですね。アクションシーンが多いのもあって結構手に汗握る場面が多かったように感じます。管理人ベストシーンはコメントでも触れましたが、スケボーで60階の連絡橋を飛び越えるシーン。おー、マジかって心の声が外に漏れてしまいました。1作目から段々スケールが大きくなっていっているのがわかる作品でしたね。また今作品からエンディングに倉木麻衣さんが初登場です。もう今ではすっかりコナン作品常連ですが、以外にも初登場は5作目からなんですよね。良い曲なの是非聴いてみて下さい。ではまた、次回。
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